5月5日はこどもの日(端午の節句)。
かわいい息子のために五月人形を飾りたい。
でも、五月人形っていつから飾るのか?
飾る日は、大安とか仏滅とか関係あるのか?
そして、いつしまうのか?
そんな疑問をお持ちの方は、参考にしてみてください。
五月人形はいつから飾るの?
五月人形や兜は、いつから飾るのか。
結論から言うと、とくに決められてはいません。
ただ、地域などによっていくつかの説もあります。
五月人形や兜を飾る風習は、武家社会からきているため「先手必勝」
できるだけ早く飾るのが良いと言われたり、
春分の日(3月20日または21日)を過ぎてから、4月中旬頃の間に飾ると言われたりもします。
その他には、
春分の日から十五日目の清明(せいめい)に飾るのが良いという説も。
清明とは「清浄明潔」の略で、
万物が若々しく清らかで明るく生き生きとした頃という意味だそうです。
ちなみに、清明は、
2024年は、4月4日
2025年は、4月4日
2026年は、4月5日
となっています。
では、実際に一般家庭の方たちが、五月人形をいつから飾るのかというと、
一般的には、
4月上旬から中旬にかけての土日が多いようです。
五月人形を出す日は大安、仏滅を気にする?
五月人形を出す日は大安が良くて、仏滅は避けた方が良いのか?
その答えは、
五月人形を出す日のお日柄は、気にする必要はありません。
そして、多くの方が大安や仏滅などを気にせずに、
ご自身の都合を優先して五月人形を出しているようです。
しかし、私の個人的な意見としては、
少しでも気になっているのであれば、お日柄を選んで五月人形を出すのが良いと思います。
その方が気持ち的にスッキリするのではないでしょうか?
ちなみに、
大安は六曜の中で最も「吉」とされる日ですが、
その他の日でも、
一日の中に「吉」の時間と「凶」の時間があるのでご紹介しておきます。
・先勝
“先んずれば即ち勝つ”の意味。
万事に急ぐことが良いとされる。
午前中は「吉」、午後二時より六時までは「凶」。
・友引
“凶事に友を引く”の意味。
勝負事で何事も引分けになる日。
朝は「吉」、昼は「凶」、夕は「大吉」。
・先負
“先んずれば即ち負ける”の意味。
万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされる日。
午前中は「凶」、午後は「吉」。
・赤口
“赤”という字が付くため、火の元、刃物に気をつける。
つまり“死”を連想される物に注意する日とされる。
お昼頃(午前11時頃から午後1時頃)のみ「吉」、それ以外は「凶」。
このように、六曜の中で最も「凶」の日である仏滅以外なら、時間を選べば問題ないようです。
ただし、【五月人形を出してはいけない日】があります。
それは、5月5日の端午の節句の前日である5月4日
この日に五月人形を飾るのは、「一夜飾り」と言って縁起が悪いとされているので注意しましょう。
「一夜飾り」は、お葬式などの弔事を連想させることから、
お正月飾りやひな祭りの飾りなど、お祝い事の準備では避けられます。
五月人形はいつしまうの?
雛人形には、
「早くしまわないと結婚が遅れる」という迷信がありますが、
五月人形の場合には、そんな迷信も無く、
いつまでにしまわないといけないという決まりは、特にありません。
ただ、お節句は季節の行事なので、
端午の節句が過ぎたら早めに、
5月中旬頃までにはしまうようにしましょう。
しまう日も大安や仏滅などは、気にしなくても大丈夫です。
しまう日を選ぶときに、最も気にしたいのはお日柄よりも天気です。
湿気の多い日にしまうと、
五月人形と一緒に湿気もしまい込んでしまうことになります。
そうすると、翌年に五月人形を出した時に、カビやシミができてしまっているかもしれません。
なので、
晴れた日が続いた湿気の少ない日にしまうことを最優先に考えましょう。
まとめ
五月人形を「いつから飾る」、そして「いつしまう」ということに、特に決まりはありません。
大安や仏滅など、お日柄を気にするのも人それぞれで構いません。
とはいっても、あまり直前になって飾るのではなく、
遅くても一週間くらい前までには、飾るようにしましょう。
ただし、五月人形の状態を良く保つために、
しまう日には注意してくださいね。
五月人形をしまう時には、こちらの記事も参考にしてみてください。
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