本来は地域の守り神や先祖が眠る菩提寺へ、新年最初のあいさつをする初詣。
そんな初詣ですが、「期間はいつまで」というような決まりはあるのでしょうか?
そして、近年では地元の神社やお寺に初詣に行く方ばかりではなく、有名な神社やお寺に出かける方も多いと思います。
そこで、できれば避けたい混雑する時間なども、ご紹介します。
※この記事の内容(混雑する時間帯、出店について)は過去の状況をもとにご紹介していますので、目安としてご覧ください。
初詣の期間はいつまで?
初詣は何日までに行けばいいの?と聞かれて、明確に答えられる方は少ないかもしれません。
神社本庁の方の話によると、初詣の期間は
・元日のみ
・元日から3日までの三が日の間
・松の内の間(一般的には7日。地域によって違いがあります。)
・一年で初めての参拝なら何月でも
というように、諸説あるとのことです。
しかし、実際に「初詣の期間はいつまで、何日まで」という決まりはないそうです。
ただ、一般的には、初詣はお正月にという感じで、小正月(1月15日頃)までと考えている方が多いようです。
ちなみに、お参りする時間にも決まりはないそうです。
大晦日の夜から年明けにかけてのお参りは、二年参りといって、より功徳が積めると言われることもあるようですが、
深夜の初詣が一般的になったのは、電車が終夜運転するようになった1950年代からだそうですので、あまり意味はないかもしれません。
初詣で混雑する時間帯は?
元日のニュースなどで、有名な神社やお寺の初詣の様子が映し出されたりもしますが、ものすごい人出ですよね。
なんだか初詣がイベント化しているような感じもしますが、せっかくだから行ってみたいという気もします。
しかし、人、人、人でごった返していたり、入場制限で待たされたりするのはイヤ
と思ってしまったりも。
そんな場合には、混雑する時間を避ければいいわけです。
そこで、東京近郊の初詣に人気の神社とお寺いくつかの混雑する時間をご紹介します。
・明治神宮
大晦日の 23:00~元日の 3:00頃
三が日の 8:00~16:00頃
・成田山新勝寺
大晦日の 23:00~元日の 4:00頃
三が日の 9:00~15:00頃
・川崎大師
大晦日の 23:00~元日の 3:00頃
三が日の 8:00~15:00頃
・浅草寺
大晦日の 23:00~元日の 3:00頃
三が日の 10:00~17:00頃
・鶴岡八幡宮(鎌倉)
大晦日の 23:00~元日の 3:00頃
三が日の 9:00~17:00頃
このように、いずれも混雑する時間帯は同じような感じとなっています。
大晦日の 23:00~元日3:00頃と三が日の昼間が大混雑の時間帯です。
ちなみに、昼間の混雑のピークは、11:00~13:00頃となっています。
ただ、元日よりは2日、2日よりは3日と少しずつ人出は減り、4日以降は仕事が始まる方も多いため、
人出は落ち着いてきますので、こだわらないのであれば、4日以降がおすすめです。
ただし、2017年は、7日~9日が3連休となっているのでそこでも混雑が予想されるので注意してください。
ここでは、東京近郊でも初詣で特に人気の神社とお寺の混雑時間をご紹介しましたが、どこの神社やお寺でも混雑時間は似たようなものですので、参考になるかと思います。
初詣の出店はいつまで出ている?
初詣というと出店を楽しみにしている方もいるのではないでしょうか?
出店ってなんかワクワクしちゃいますよね。
そこで、上で紹介した神社とお寺の出店がいつまで出ているのかをご紹介します。
・明治神宮
1月5日まで。
開門時間に合わせて営業しているお店が多い。
・成田山新勝寺
三が日が最も多く、4日以降はだんだん減っていく。
参拝時間に合わせて営業しているお店が多い。
・川崎大師
1月4日~5日位までが多いが、1月中は営業しているお店も。
元日は終日、それ以降は日中のみのお店が多い。
・浅草寺
三が日まで。4日以降営業しているお店もあるが数は少ない。
参拝時間に合わせて営業しているお店が多い。
・鶴岡八幡宮(鎌倉)
7日頃まで。
三が日は、ほとんどのお店が遅くまで営業しているが、
4日以降は日中のみのお店が多い。
有名で人が多く集まる神社やお寺では、出店も大晦日から元日までは、夜通し営業しているところが多いようです。
そして、出店の数は、三が日がピークというところが多いようですので、出店も存分に楽しみたい方は、三が日に初詣に行くのがおすすめです。
まとめ
初詣の期間に、いつまでというものはありませんが、やっぱり気分的には、お正月気分に浸っているうちにお参りしたいですね。
私は、鎌倉の鶴岡八幡宮に初詣に行ったことがあるのですが、3日のお昼頃でも、入場規制がありました。
そこで、次の年、元日の朝8:30頃に行ったところ、三が日とは思えないほどの人の少なさでした。
(もちろん普段よりは多いですが)
ですから、場所によっては時間を選べば、ゆったりお参りすることも可能ですよ。