毎日使っている冷蔵庫ですが、
こまめに掃除する方は少ないのではないでしょうか?
中には、購入してから一度も掃除をしたことがないという方もいるかもしれません。
しかし、大切な食べ物を入れておく冷蔵庫。
やっぱり清潔に使いたいですよね。
冷蔵庫の清潔さを保つためには、
3~4ヶ月に一度は掃除することがおすすめです。
では、どのようにして掃除をしていけば良いのか、
その方法と、臭い対策についてもご紹介します。
冷蔵庫庫内の掃除の方法
冷蔵庫の庫内を掃除する時には、できれば中の食品を全部出して、
電源を切ってしまいましょう。
掃除が簡単になるのはもちろんですが、
冷蔵庫の庫内を掃除する時には、扉を開けていることが多いので、
電気代がかさみますし、冷気が逃げてしまうため
中の食品が傷んでしまう場合がありますからね。
また、庫内が冷えた状態だと、
汚れが固まっていて落とし難いということもあるので、電源は切っておきましょう。
庫内にあった食品は、クーラーボックスや発泡スチロールの箱に
氷や保冷剤と一緒に入れておきます。
クーラーボックスや発泡スチロールの箱がない場合には、
ダンボール箱の全面にアルミホイルを貼り、その中にビニール袋を広げて入れれば、代用することができます。
食品を全部出した際には、賞味期限のチェックをして
いらないものは捨ててしまいましょう。
冷蔵庫の庫内のお掃除には、
口に入ってしまっても大丈夫な重曹を溶かした水を使用します。
水と重曹の割合は、水100mlに対して、重曹が小さじ1杯。
これをスプレーボトルに入れてください。
準備ができたら、庫内の掃除に取りかかります。
まずは、棚やポケットなど、取り外せるものは全て取り外し、
重曹水をかけてスポンジで洗います。
きれいになったら、
水分を拭き取り、エタノールスプレーで除菌します。
庫内の取り外せない部分は、
スポンジに重曹水をスプレーして磨いていきます。
きれいになったら、
水分を拭き取り、エタノールスプレーで除菌します。
エタノールは、引火性のため、火気厳禁。
そして、喚起を十分に行ってください。
また、手荒れをすることもあるので、
手袋を使用するのが良いでしょう。
そして、給水タンクと浄水フィルターは、水洗いしてください。
タンクの底やフィルターの部分は、
水垢やぬめりが発生しやすいので、できるだけこまめに洗うようにしましょう。
ちなみに、浄水フィルターの寿命は、3~4年。
氷の臭いが気になったり、フィルターが汚れている場合には、
新しいフィルターに交換してください。
あとは、扉のパッキンの部分の掃除です。
ここでも、重曹水を使います。
歯ブラシや、割り箸にガーゼやキッチンペーパーを巻きつけたものを使用し、
細かい部分は綿棒で掃除します。
もし、パッキンの部分にカビが生えていたら、エタノールを使います。
それでも落ちないようなら、
台所用漂白剤を5倍に薄めて、カビの部分に塗り、
しばらく置いてから清潔な布等で拭き取ってください。
冷蔵庫の掃除で外側や下はどうする?
冷蔵庫の上の部分も重曹水で掃除します。
重曹水を布やキッチンペーパーなどに付けて拭きます。
油などでベタベタが酷い場合には、
キッチンペーパーなどに重曹水を染み込ませて、冷蔵庫の上に並べてパック。
5分ほどおいて、
重曹水を付けた布やキッチンペーパーなどで拭き取ればきれいになります。
冷蔵庫の側面やドアなども重曹水を使ってきれいにして下さい。
とくに取っ手の部分は、目に見えなくても手垢等で汚れているので、
念入りに掃除しましょう。
最後に水拭きをしたら冷蔵庫の外側は終了です。
そして、せっかく中身を出して軽くなっているのですから
できれば冷蔵庫を移動して下の床の部分も掃除してしまいましょう。
移動する時には、
まず、冷蔵庫の前面下側にあるカバーを外します。
ついでに、外したカバーもきれいに掃除してしまいましょう。
大型の冷蔵庫には、移動用のキャスターが付いているので、
冷蔵庫を床に固定している調整脚を回して上げてから、
冷蔵庫の前側を持ち上げるようにして、手前に引き出すと
移動することができます。
移動する前に、コンセントやアース線が抜けているかの確認をしてくださいね。
掃除が終わって冷蔵庫を戻したら、
調整脚を戻すのを忘れないようにしましょう。
もし、冷蔵庫を移動することができなければ、
前面下側のカバーを外してから、
針金ハンガーにストッキングや靴下などを被せて、
冷蔵庫の下に入れてゴミを掻き出すという方法もありますよ。
冷蔵庫の臭い対策でおすすめの方法は?
日頃から、タッパーやジップロックなどの密閉容器を使ったりして、臭いに注意していても、
いつの間にか臭いがするといったこともありますよね。
せっかく冷蔵庫をきれいにしたのですから、臭い対策もしておきましょう。
1.重曹
冷蔵庫の掃除で大活躍した重曹は、臭い取りとしても使えます。
小さめの瓶などに重曹を入れ、ガーゼなどで蓋をします。
蓋をしなくても良いのですが、倒してしまった時のことを考えると、蓋があった方が安心です。
消臭効果は、約1ヶ月ほど。
臭い取りとして使った後の重曹は、拭き掃除などに再利用することができます。
2.炭
炭に消臭効果があるのは有名ですね。
100円ショップなどでも購入できるので、
容器などに入れて冷蔵庫の中に置いておきます。
3.コーヒーの出し殻
ドリップコーヒーを良く飲むご家庭におすすめの方法です。
コーヒーを入れた後の出し殻をペーパーごと冷まし、
そのまま適当な容器に入れて冷蔵庫へ。
濡れているコーヒーの出し殻が、乾いていく時に臭いを吸着してくれます。
2~3日経ったら交換してください。
4.市販の消臭剤
一番のおすすめは、市販の消臭剤です。
いろいろな商品がありますが、先ほど紹介したものに比べて、
消臭効果が高い場合が多いです。
また、効果の持続期間も長いものもあり、頻繁に交換する面倒がありません。
まとめ
冷蔵庫に限ったことではありませんが、
汚れは溜めこんでしまうと、掃除をするのが余計に大変になってしまいますし、
臭いも取れにくくなってしまいます。
また、冷蔵庫の中身を整理するためにも、
年に数回は冷蔵庫を掃除するようにしたいですね。