数え年と満年齢の違いとは?数え方や計算方法は?

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神社などに行くと、厄払いの看板が出ていたりしますね。

○歳が前厄、○歳が本厄、○歳が後厄

そして、「年齢は数え年です」なんて書かれていたりします。

数年前の私は、この数え年をわかっていたつもりでいましたが、
実際には正確にわかっていなかったのです。


また、年齢を表すときには「満○歳」という満年齢というものもあります。

そこで、数え年と満年齢の違いや、その数え方、計算方法をご説明します。

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数え年と満年齢の違い

数え年と満年齢は、どちらも年齢を表すものです。

ただ、数え年は最近では普段あまり使うことはありません。

以前は、七五三や古稀、喜寿、傘寿、米寿などを数え年でお祝いしましたが、
現在では、数え年と満年齢のどちらでお祝いしても構わないというのが一般的なようです。


そんな数え年に対して、満年齢は現在の日本で一般的に使われています。

ほとんどの方が、「何歳?」と聞かれた時に答えるのが満年齢です。


数え年と満年齢の違いの一つは
年齢を1歳から始めるか、0歳から始めるかの違いです。

数え年では、生まれた年が1歳、
満年齢では、生まれた年は0歳となります。


では、数え年では、なぜ1歳から始まるのでしょうか?

その理由は、諸説あるようです。


その一つは、物や順番を数えるのと同じように、1から数え始める
というもの。

学年が1年生から始まるのと同じような考え方です。


他にも、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる期間も年齢と数えて、
生まれた時を1歳とするという説もあるとか。



そして、数え年と満年齢の違いには、
年齢の数え方にも違いがあります。


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数え年の数え方や計算方法

数え年は、満年齢に1歳加えた歳

と思っている方も多いようです。

以前の私もこう思っていて、
友人に「数え年って?」と聞かれたときに、
「今の年齢に1歳足せばいいんだよ」と答えました。


しかし、これは正確ではありません。

数え年は、お正月(1月1日)に年を取ります。


数え方は年号と同じです。

例えば、平成は1989年1月8日から始まりました。

1989年1月8日 ~ 1989年12月31日までが 平成元年(1年)、
1990年1月1日 ~ 1990年12月31日までが 平成2年
1991年1月1日 ~ 1991年12月31日までが 平成3年

これを人に置き換えて考えると、

1989年1月8日が生まれた日で、
1989年1月8日 ~ 1989年12月31日までが 1歳
1990年1月1日 ~ 1990年12月31日までが 2歳
1991年1月1日 ~ 1991年12月31日までが 3歳

となります。


そして、数え年の計算方法は、

1月1日 ~ 誕生日前日までは、満年齢+2歳
誕生日当日 ~ 12月31日までは、満年齢+1歳

となります。


また、生まれ年から計算する場合は

現在の年 - 生まれた年 + 1 = 数え年


<例>
2019年(現在の年) - 1987年(生まれた年) + 1 = 33歳(数え年)

となります。

満年齢の数え方や計算方法

満年齢での数え方は、
生まれた時は0歳で、誕生日が来ると年を取ります。


計算方法は、

現在の年 - 生まれた年 = 今年迎える年齢

となるので、

その年の誕生日を迎えていれば、
現在の年 - 生まれた年 = 満年齢

まだ誕生日を迎えていなければ、
現在の年 - 生まれた年 - 1 = 満年齢


<例>
その年の誕生日を迎えていれば、
2019年(現在の年) - 1987年(生まれた年) = 32歳(満年齢)

まだ誕生日を迎えていなければ、
2019年(現在の年) - 1987年(生まれた年) - 1 = 31歳(満年齢)

となります。


ちなみに、法律では年を取るのは「誕生日の前日が終わった時」になります。

年齢計算ニ関スル法律によると、
「生まれた日を1日目として、1年が満了する瞬間、
つまり、誕生日前日が満了する瞬間に年齢が加算される」と。

この「誕生日前日が満了する瞬間」とは、24時のこと。

例えば、誕生日が4月1日の場合は、3月31日の24時に1歳加算されます。


そして、学校教育法という法律によると、
「保護者は、子女が満6歳に達した日の翌日以後の最初の学年の初めから、
満12歳に達した日の属する学年の終わりまで、小学校に就学させる義務を負う」と。

そのため、4月1日に生まれた子は、同じ年の3月生まれの子と同じ学年になるのです。


また、閏年の2月29日生まれの場合も、前日の2月28日24時に年齢が加算されるため、
毎年年を取ることになります。

最後に

数え年と満年齢の違いは、

数え年では、生まれた年が1歳、
満年齢では、生まれた年は0歳

数え年では、年を取るのがお正月(1月1日)、
満年齢では、誕生日(法律上は前の日の24時)

となっています。


では、なぜ数え年では、お正月(1月1日)に年を取るのでしょうか。

最後に、そのことについてご説明したいと思います。
(諸説あるかもしれませんが、私が聞いた話です)


日本では、お正月は「歳神様(年神様)」をお迎えするという考えがあります。

そして、歳神様から「お年玉」をいただきます。

お年玉の「年」は歳神様を表し、「玉」は魂や霊力を表すと言われていて、
お年玉をいただくことによって、1年分の生きる力をいただけると考えられ、

「1年分の生きる力をいただく」=「1歳年を取る」ということで
お正月になると年を取るとなったそうです。

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